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「ママはいつも綺麗だねー。それとさ今日もママ手作りのおばんざいはみんな美味しいよ!このイワシの煮付けと蓮根のきんぴらは絶品だな。お任せでさ、どんどん料理出してよ!それとさ、今日は確かママの誕生日だよね?10月5日。違う?」

「あら!高橋さん、覚えててくれたの!嬉しいわ〜!ありがとうございます!」

「プレゼントは持ってきてないけど、その代わり、一番高い焼酎、その一升瓶の『森和泉』を三本キープしちゃうよ!」

「まぁ〜!いつもありがとうございます!でもまだ『100年の憂鬱』がたくさん残ってますよ。いいんですか?」


(くそッ!何がママおめでとう!だよ。三本ボトルキープだってお前の金じゃなくて、電痛の接待費のくせに。それに会社を夕方サボって接待してるんだろうな。最近俺の定位置の角の席はいつもあの高橋とかいう奴に取られてる。まったく何時から来てるんだよ。とにかく早く飲んで帰ってくれよ。俺は今日はママの誕生日にケーキ買ってきたんだ。客が居なくなったらママと二人で食べようと思ってね。)

「いゃ〜、今日はママの誕生日だし、『森和泉』も入れたしさ、ねえ、森さん、ウチと組織委員会の内緒の合体なんかの話を忘れてママの店でとことんやりましょうよ!ワッハッハ!改まって話なんかしなくても、ここで森さんと飲んでれば自然に私達は合体しますよ、ワッハッハ!

ところでママの誕生日だときっとママ狙いのお客さんがたくさん来るんじゃないの?ケーキとか買ってきたりして!俺も負けられないな!ワッハッハ!もっと森和泉入れちゃおうかな!」

「やだ!そんなことありませんよ、高橋さんだけですよ、そんなこと言ってくれるお客様は。それにケーキは太るから食べないようにしてるんですよ!」

(え〜!ママ、ケーキ食べないの?うそ!せっかく六本木のモモンドでホールの買ってきたのに。まったくあの電痛の高橋とか言う奴、嫌な奴だな!周りの空気を読まないズケズケ言うずうずうしい態度。でかい声、ほんとに虫が好かないよ。何が合体だよ。ようは裏口だろ。賄賂だよな。ひでぇ合体だよ。日本は終わってるよ、まったく。)

「いっちゃん、今日は浮かない顔してるけど、何かあったの?」

「え?いや、特にないよ。今日はママ誕生日だよね。おめでとう!ママはいつも色っぽいね!ほんとに若いしね!さてと、今日はそろそろ帰るよ、また来るから」

「あら、いっちゃん今日は早いのね!いつも帰り遅いから今日は奥さん孝行、たまにはしてあげてくださいね。」

(困ったな、、、。このケーキどうしようかな。ママと食べるつもりで買ったのに。『誕生日おめでとう!』のプレートつけたから家に持ってけないし。)

「いっ、いや、その店じまいまで飲んでもいいんだけど、お客さんも盛り上がってるみたいだし。早めに失礼しようかと思って。」


「じゃ、外まで送るわ、いっちゃん。

あのね、これ、向かいのマンションの私の部屋の鍵。もしかしたらお店終わるの遅くなるかもしれないけど、二人でいっちゃんの買ってきてくれたモモンドのケーキ食べない?」

「えっ!なんでケーキ買ったってわかったの?」

「だってそのモモンドの紙袋みればわかるわよ。ほんとに嬉しいわ!そう言う優しいいっちゃんが私好きなの。お部屋で待っててね!二人で今日は合体しましょう!」


「今日は合体!!!   はっはい!しましょう!」


と言うことで電痛の高橋と組織委員会の森が合体する前に、いっちゃんとママはケーキを食べてその後合体したそうです。めでたしめでたし!


クイズ


電痛の高橋は、ママと組織委員会の森とどちらと合体したかったのでしょうか?




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槙島源太郎

作家兼発行人

年齢、住所不詳。謎に包まれるユーモア小説作家、槙島源太郎が贈る笑いの数々。

ビジネス書の作家としても活躍中。

現在まあまあ週に一度のリリースを目指して書き続けている。

夢は世界を笑いに包み、平和を取り戻す脚本家兼映画監督。