槙島源太郎の 『まあ週刊ユーモア短編集』

まあまあ週に一度くらい新規投稿を目指しています。

ユーモア小説作家、槙島源太郎が贈る笑いの数々。 現在まあまあ週に一度のリリースを目指して書き続けている。 夢は世界を笑いに包む脚本家兼映画監督。

時々ある日常

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晶子から今日はいつものメールが来ない。

毎朝、彼女が朝起きるとすぐにメールをよこしてくれるのに。

何があったんだろう?

何も無いのにメールが来ないなんてあり得ない。

嫌な予感がするが、晶子もだろうが僕も朝はいつも忙しい。

それでも支度をしていて途中何度もメールを見たが、やはりメールは来てない。

風邪でも引いたのかな?
それとも携帯を無くしたのか?

会社まで歩きながら、信号で止まった時にメールを確認した。


おっ!メールが来ていた。

なんとなく嫌な予感がするが、晶子からのメールはやはり嬉しいし、何事もないことを瞬間的に祈りながらメールを開く。


あ、長い。長い文章が目に入った。

嫌な予感が的中したと思った。

過去の経験から長い文章でメールが来ると良い知らせなど今までに一度もない。

読まなくても結論はわかる。

あとはその理由だけだ。


頭に血が昇って、また下がる。


コンビニに寄ってコーヒーを買って会社に着くと、しばらくして郵便局員が配達で来た。

書留だと言う。

また、嫌な予感がする。

社員が持ってくる途中の茶封筒を見て、また血が昇って、下がった。

表面に東京地裁と書いてある。

半年前に辞めた社員がパワハラで訴えて来た。

これでまた一年嫌な思いをしなければならないし、金が出て行くことが確実になる。

なんでこんなことが一日に二度もあるのか?

何もする気が起きないが仕事をしたふりをして時間を過ごす。

正確に言えば、何もしてないのではなく、どうしたらいいかあれこれ考えて頭の中は堂々巡り状態になっている。

昼になり、あまり食欲も無いが、コンビニに買い物に行く。

財布をお尻のポケットから出そうとすると手応えがない。

また血が昇って、下がった。

まさか。

会社に忘れたか。

さっき朝コンビニでコーヒーを買ったから家からは確かに持ってきた。

そうだ、会社だな。

嫌な予感がするが、きっと置き忘れたに違いない。

それにこんなに酷いことばかり続いてたまるか!


戻って机の周りやかばんの中を探したが無かった。

朝のコンビニで置き忘れたに違いない。

コンビニと交番に行かないと。

最悪だが、会社で椅子に座っていても気が滅入るだけだ。

財布には昨日下ろした現金七万円が入っている。

取られたな。

その他にキャッシュカードに免許証にマイナンバーカード。

どうしたらいいんだろう。



結局コンビニにも交番にも見つからずに会社に戻ってみると来客だと言う。

税務署の職員が二人で来てるらしい。

なぜ?このタイミングで?

普通は前もって連絡あるのではないか?


今日はいったいなんなのか?

何故こんなにも悪いことが起きるのか?

俺が何か悪いことをしたか?

神を冒涜したか?

たった一つでも耐えがたい苦しみの出来事が一日に四件も重なるか?

夕方、帰りがけに、昨日面接してとても気に入って内定を出した社員から辞退の連絡が入ってきた。

本人もうちを第一志望と言っていたのに。


もうどうでも良くなった。


家に帰って、ソファに座ったが、横に寝転びたくなった。

座っているのも辛いほど、身体から力が抜けている。

天井を見ながら、今日の最悪の事の何か一つ無かったことにできるなら何にするか?を考えた。

馬鹿な考えだが、他にやることもない。

結局その想像はすぐ辞めた。

無かったことなどどのみちならないからだ。

晃子からはその後なんの音沙汰もない。

何も作る気がしないが、昼メシもろくろく食べてないので腹が減ってきた。

面倒なのでインスタントラーメンを食べた。

ネギだけは刻んで入れたが。

ウイスキーを飲んで寝ることにした。

忘れたい。

全て忘れることができるのは寝ている時だけだ。

頼むから夢だけは別の内容にして欲しい。

普通でいいから。

そう願ったのに、朝、嫌な夢を見ていて眠れなくなり、四時ごろ目が覚めた。

それからは眠れなかった。

朝いつもより早くシャワーを浴びた。

シャワーのあと毎日決まって体操しているが、今日はやりたくなかった。

しかし、こんなことでやらないと、また次に挫折する度に体操をサボってしまう。

何年も続けている朝のルーチンをこんなことで破っていいのか?

気が滅入っているからと休んでしまうと、自分が弱くなるような気がした。

昨日の悪い五つのことは俺が悪いわけではない。

何も非がない。

人生でたまたま不運が重なったのだ。

自分に非がないことでも滅入るのだ。

なぜか最近年齢とともに自分に非が無い不運が多くなっている気がする。

とにかく、朝のルーチン体操をやらないと言うことは自分が自分に負けたと言うことしかない。

それで気を取り直して普段より多く体操した。

すると、自分自身を誉めてやりたくなった。

こんな状況でも体操を辞めなかったし、むしろ頑張ったのだ。

それが、すごく脳みそに効いた。

自分に非がない不運の連続に負けてたまるか!

そう思えてきた。

来るなら来い!

一つずつ対処してやる!



晃子にもメール入れてみるか。





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槙島源太郎

作家兼発行人

年齢、住所不詳。謎に包まれるユーモア小説作家、槙島源太郎が贈る笑いの数々。

ビジネス書の作家としても活躍中。

現在まあまあ週に一度のリリースを目指して書き続けている。

夢は世界を笑いに包み、平和を取り戻す脚本家兼映画監督。






SF映画シナリオ 『惑星』

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太陽から最も近い恒星、プロキシマケンタウリ。


地球から約4光年の距離にあるこの恒星系に少なくとも3つの惑星が発見されている。
太陽系がこの宇宙で特殊な存在でなければ、あと数個の惑星が発見されても不思議ではない。

太陽系から最も近く、また生物が見つかる可能性の高い惑星の存在も明らかなこの恒星プロキシマケンタウリを目指して新たなフロンティアの調査に出発したのは、世界から選抜された男女合わせて八人の宇宙飛行士である。

もし人間が存在できる惑星があれば、人類の移住拠点とするための先遣隊として長期滞在を想定して健康な若い男女が同数選ばれた。

食糧と水も十分に積み込んである。

宇宙船は原子力推進ロケットにより、出発から半年後に光速の30%まで加速される。

到着までは、加速と減速期間も含めて20年の予定だ。

この間、乗組員は到着まで冬眠カプセルに入って深い眠りにつき、目覚めるのは惑星系の外縁部の手前に到着した時にセットされている。


出発から一週間目。

原子力推進ロケットの点火テストで不具合が見つかり、船外修理中に男女合わせて四人の命が事故で失われ残りは四人となった。


四人のうち二人はイタリア人。副船長のアレッサンドロと医師のラウラはこの探査プロジェクト活動の初期から深く愛し合っている仲だ。

残り二人は日本人。
船長の勇吹輝(いぶき)と物理学者の光(ひかる)は相性が合わずいつも言い争いが絶えない。


アルファケンタウリ系に近づき目覚めた四人は惑星の観測を開始し、新たになんと15の惑星を発見する。

次々と近づく新たに発見した惑星。

その姿は人類が見たことのない燃え盛る地獄のような火の惑星や猛烈な風の吹き荒れる渦巻き雲だらけの惑星だった。

その中のハピダブルゾーンにある惑星Cに狙いを定めて宇宙船を近づけていく。


惑星Cの軌道に到着し喜ぶ四人。
それはまるで地球のような美しい青い惑星であった。

果たして生命は存在するのか?文明はあるのか?

惑星の夜の地域を観察したが文明が発するような光は見当たらなかった。しかし、下等な生物はいるかもしれない。

着陸準備を始めたその時、宇宙船本体に小惑星の破片群が近づく。

その破片が宇宙船に衝突し、着陸準備を始めていたラウラが投げ出された。

アレッサンドロは深く愛するラウラを宇宙の暗闇に一人にしておけず、死を覚悟して助けに向かう。

なんとか二人は接近でき、宇宙服の上から抱き合う。

「アレッサンドロ!なぜ、なぜ、追って来たの!」

「ラウラ、この暗闇に一人は寂しいだろ?それに俺は一人で生きていけるほど、強くはないんだ。ラウラと死ぬ時も一緒だよ。」

「バカね!アレッサンドロ。でもあなたが近づいてくるのが見えて、私はほんとは嬉しかった。このまま死ぬことより、一人になったことの方が怖かった。愛してるわ!アレッサンドロ!」

「ラウラ、一つ提案があるんだ。この宇宙服はあと1時間しか酸素が持たない。このまま窒息するのを待つより、二人で最後の最高のキスをしないか?いちにのさん!でヘルメットを外そう!」

「うん!私もそうしたい!愛してる!アレッサンドロ!」

「俺もだよ!愛してる!ラウラ」

二人は離れないようにロープでキツくお互いの身体を縛り、息を止めてヘルメットを同時に取り、顔を寄せてキスをした。ニ人はこれから死ぬという怖さを感じなかった。むしろ、喜びに満ち溢れていた。ほんの数秒だけだったが。



一方、待機していた勇吹輝はなんとか宇宙服とヘルメットを装着したが、その後の破片の衝突で彼も宇宙空間に投げ出された。

勇吹輝は近くにあった予備の着陸船になんとかたどり着いて乗り込んだが、既に大気圏に突入する寸前であり、そのまま地上に降下していった。

残った光は、幸いにも無事だったメインの着陸船に乗り込み、勇吹輝を追って惑星に着陸を試みる。

しかし、またしても小惑星の破片が近づき、必死で着陸船を操縦して回避している間に勇吹輝の着陸船を見失ってしまう。

おおよその軌道計算で赤道付近にある大陸に着陸したと推定し、そこに向けて降下を開始した。


無事に着陸に成功した光。

そして勇吹輝はそこから500キロほど離れたところに着陸していた。

お互いに無線で連絡が取れ、仲の悪さもすっかり忘れて喜ぶ二人。

「光!無事に着陸したか?」

「勇吹輝!どこにいるの?早く会いたい!」

「いいか、よく聞けよ。この星が安全かどうかはまだわからない。危険な生物がいるかもしれない。光はそのままそこにいて、なるべく着陸船から離れるな。こちらの着陸船はまた使うことを考えてロックして俺が光のいるところに向かう。何がなんでも行くから十分気をつけて待ってろよ!」


この惑星は幸いにも呼吸ができる大気があった。

シダ類の生い茂る森を歩き始めた勇吹輝。

地球では想像もつかない生き物に手こずりながら歩き続ける。

しかし、暑さと道なき道を歩くため体力も限界になり、もうだめかと思った時に川を見つけ、流れてきた木片につかまり、光のいる下流を目指す勇吹輝。

「光!今、川を木につかまって下ってる。これなら早くそっちの近くに着きそうだぞ!待ってろよ!」

しかし、その時不覚にも無線機を川に落としてしまう。

光は連絡が無くなった勇吹輝を心配するが、必ず生きてこちらに来ると信じ、着陸船にあった照明弾を毎日夜になると一発ずつ打ち上げた。

しかし、五発の照明弾もついに残り一発になった。

「勇吹輝!これを見て!気がついて!」

最後の照明弾を打ち上げた光。

偶然それを目視できた勇吹輝が川岸に上がり、再び歩き始める。二日あれば歩ける距離だ。

一方、光は燃えるものをかき集めて、昼は狼煙を上げ、夜は高い木の上に火をつけた薪をロープで上げて縛り、灯台のように灯りを点した。

しかし、その行動は惑星に住む未知の下等な類人猿をも呼び寄せてしまった。

夜、木の上に灯りをつけて着陸船に戻る光に類人猿が襲いかかる。

身につけている銃で応戦するが周りを囲まれてしまう。

その時だった。

暗闇から勇吹輝が現れて、銃とナイフで類人猿から光を守り、なんとか着陸船に逃げ込むニ人。

「光!良かった!生きてたんだな!」

「生きてたなんて、こっちが言うセリフだよ。無線が通じなくなってさ。ほんと生きててよかった!勇吹輝、会いたかったよ」



しかし、喜んでいる場合ではなかった。
外には次々と類人猿が集まってきて、石を投げつけてくる。このままでは船が壊れて飛べなくなるかもしれない。もう外には出られないし、ここで生きることは無理だと判断した二人は着陸船のロケットを点火して宇宙空間を目指して離陸する。

集まっていた類人猿は着陸船の発射の炎に包まれて焼け死んでいく。


軌道に戻った二人は母船にたどり着き、なんとか無事に残ったわずかな居住空間と一基だけの原子力推進ロケットで地球に向かって出発する。

船内を調べてみると冬眠装着は壊れていて一人分しか稼働しなかった。地球までの帰路は15年間はかかる。それを短縮するため、余分な機材を捨て、食糧と水だけにして質量を軽くし、計算上は到着まで10年までになった。

残された食糧と水を計算すると一人がなんとか10年生きる分しかない。

勇吹輝と光は一つしかない冬眠装着で一人ずつ交代で冬眠することにした。

この装置での冬眠はあまり短期間では身体へのダメージが酷くなるため、半年ごとに交代して眠りに付くことにした。


半年間の孤独は耐えがたいものだったが、お互い毎日、毎時間、眠っている顔に話かけて寂しさを堪えていた。

そして交代の時に二人はいつしか愛し合うようになる。

「光、目が覚めたか?具合はどうだ?」

「私、なんかずっと勇吹輝の夢を見ていたような気がする。すっと話をしてたように思う。」

「ああ、だっていつも話かけてたから。光に聞こえるように声をだしてね。」


残り一年となり、光を冬眠させた勇吹輝。

実は食糧も水もあると話していたが、二人分は残ってはいなかった。勇吹輝は食べるものを少しずつ我慢して痩せていた。


交代の時に光には、宇宙船の質量を少しでも減らすためにダイエットしていると笑って話す勇吹輝。

そしてついに食糧は光の残りの分だけになった。


勇吹輝は光が冬眠している間に命を絶つ決断をした。

光には地球に戻らせてあげたい。生きて欲しい。



冬眠から目覚めた光は船内に勇吹輝がいないことを知る。

そして、勇吹輝の最後のメッセージをモニターで観る。


「光。毎日毎日、何度も寝ている光の顔を見て、話しかけてるんだよ。初めて会った時からのことをいつも話して聞かせてるんだ。言えなかったほんとの気持ちもね。

俺はほんとは最初から光が好きだった。素直に言えなかったのは、このミッションが命がけで、俺は船長だから好きな気持ちなんかがあると大事な判断が迷ってしまうのではないかと思ってたからなんだ。だから無理に自分の気持ちを殺していたんだ。

でも、アレッサンドロとラウラは違ってたね。彼らはさすがイタリア人だね!愛こそ自然な人間の欲求で、その先の不安より、今を大事にしてる。考えてみたら日本人はいつも先の不安ばかり考えている民族かもね。第一はっきり自分の意志を伝えないし。

ラウラを追って外に出る前に、アレッサンドロと無線で話たんだよ。行くな!お前まで死ぬことないだろ!って。そしたら、彼はこう言ったよ。死ぬことより、ラウラと一緒にいたいんだよ。どうしても一緒にいたいんだ!って。ラウラを一人になんかしないって。

愛ってすごいんだね。死ぬなんて怖くないんだね。

今、俺はアレッサンドロの気持ちがとても良くわかる。

アレッサンドロとラウラは幸せだったと思う。だって死ぬ瞬間まで一緒にいてニ人は心から愛しあっていた。死ぬ恐怖より愛する心が勝ったんだ。


俺も光と離れたくない。こんなにこんなに光に会いたくて胸が苦しくなるなんて。

交代の時、ニ人で過ごした三日間は俺の人生で最高のひと時だった。

まるでニ人の心と身体が溶けあって一つになる感覚を覚えたよ。

人生で一度でもこんな気持ちになったカップルはいるのかな?って思うほどだよ。

光も同じ気持ちだと嬉しい。そうだと信じてる。

俺が今まで自分の気持ちを抑えながらここまで生きてきたことに悔いはない。

このミッションも自分の使命であり、船長としの責任は片時も忘れてはない。

だから自分だけが生きて帰るなどあり得ない。

仲間を助けるために命を捨ててもやると決めてこのミッションに臨んできた。

だから、光を地球に届けることは俺の責任でもあり、

そして、心から愛しているからだ。

ほんとに愛しているからだ。

ずっと、果てしなく未来まで愛してる。」






勇吹輝は自分の命を捨てて、二つの命を救った。



愛する光ともう一人、お腹に宿った子供だった。










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槙島源太郎

作家兼発行人

年齢、住所不詳。謎に包まれるユーモア小説作家、槙島源太郎が贈る笑いの数々。

ビジネス書の作家としても活躍中。

現在まあまあ週に一度のリリースを目指して書き続けている。

夢は世界を笑いに包み、平和を取り戻す脚本家兼映画監督。



















第65作記念作品 ワイン色

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早めのおうちディナーのあと

ワイン色のソファに



外には摩天楼の燈が灯る

窓からは海風が心地良く



ほんのり酔ってる



あなたはいつもソファの左側

私は右側



そして食事の後はいつも

オレンジ色のミモレットのチーズ

ウイスキーをハイボールで



何度目かな

こうしているの



BGMにはいつもあなたのお気に入りのCD

今日はきっとあなたが一番好きなアールクルーね



知らなかったこの曲

今では大好き

特にプリティワールド

まるで今の私たちを曲にしたみたい



あなた口笛上手ね!

私も歌ってあげたい気分




さっきの残りのワインを飲みたい

あなたはウイスキーにチーズ

私は赤に合わせて



いけない!

酔ってるのかな

ワインをソファにこぼした



でもワイン色のソファ

きっともっといい色になるわ!









あっ!

何すんだよ!

これさ、カリモクのいいソファなんだぞ!

たくっ、もう!

あーあ、拭いても取れねーじゃん。

何が同んなじ色だからいいじゃんだよ!


この革さ、ブルゴーニュの赤なんだけど、ここだけボルドーになったじゃんかよ!


たくっ!もう!




なんだよ!そのいい方。

ちっちぇーな〜、ダーリン!





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槙島源太郎

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